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【第9回】はんしん高齢者くらしのフェア

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10月14日(日)「第9回はんしん高齢者くらしのフェア」が神戸市勤労会館(神戸市中央区)で開催され、約200人が来場した。主催/NPO法人はんしん高齢者くらしの相談室(KOBEソーシャルビジネスマーク認証団体)

左 谷口昌良さん、右 丸山佳子さん

安心した老後を過ごしてもらうための助けになることを目的としている。会場では高齢者向けサービス事業者9企業によるブース出展と、終活や介護予防についてのセミナーがあり、安心で元気な老後のために今から始める終活の必要性や、老人ホームを選ぶ際のポイントの話があった。午後からは、保健福祉局保健所・介護予防課担当課長の丸山佳子さんと、神戸市のすまいの総合窓口である「すまいるネット」事務局長、田中丈之さんを招き、谷口理事長を交えて「元気なうちから考えたい介護予防と住まい」をテーマにトークイベントが行われた。

「すまいるネット」は、高齢者の住み替えから空き家問題、各種補助制度など神戸市民が利用できる住まいに関する無料相談窓口。参加者の、清田しおりさん(東灘区)は「すまいるネットにこんなさまざまなサービスがあるとは知りませんでした、利用したいです」と話した。また神戸市が最重点目標とする「健康寿命の延伸」についても話があった。男女とも健康寿命と平均寿命の差が約10年あり、ここを縮めるために今注目されているのが「フレイル」。

フレイルとは健康と要介護の間の状態のことで、この時期から介護予防対策をすることで介護を必要とする人が減り、ひいては市の介護保険サービスにかかる費用を抑えることが出来る。「介護予防」は元気なうちに考え動くことが鍵。3月に広報紙にフレイルが掲載された時には市民の反響も大きかったと丸山さんは話す。次回のくらしのフェアは来年4月を予定している。

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