かんたん!オシャレな水引き作り
8月18日(日)板宿の就業継続支援B型事業所ゆうとぴあ・わーくす(作業所は休日につき活動場所を提供)を会場に、第4回「かんたん!オシャレな水引き作り」が開かれた。このイベントはConnect GOODnessが企画開催した大人から子ども、病気や障がいを持った人や外国人など誰でも参加できるグリーティングカード作りのワークショップ。
同団体代表の川崎由利子さん(須磨区)は精神保健福祉士・社会福祉士として精神障がい者の福祉施設や精神病院での勤務を経て現在地域で活動している。須磨を拠点にコミュニティビジネスを始めたいと考えていたところ、昨年須磨区社会福祉協議会が募集していた「すまコミュニティビジネス大学」に参加。全7回の講座を受ける中で、精神病に対する偏見や精神障がい者の隔離化を地域の中で精神病の人と関わる機会を増やすことで解決に導けないかと考えた。専門的な支援はもちろん、一人ひとりが居心地良いと感じることのできる生活環境が一番の予防になるのではと事業計画を作り上げた。
以前、同じ職場で働いていた上野瀧代さん(北区)小西佐和さん(灘区)も川崎さんのコミュニティ作りに賛同し、一緒に運営を手伝っている。川崎さんは「この場所を作るにあたって一番大事にしたいのは、いつでも来てくれる人が楽しく参加できる場にしたいということ。スタッフと利用者の立場ではなく、この場所に来る方皆さんとフラットな立場で関わりたいと思っています」と話した。
今回、2回目の参加の男性は「引きこもりがちになるので気軽に参加できる場所は安心で、ありがたい。前回来たときは見学していましたが、面白そうだったので、今日は水引き作りに挑戦してみました」と出来上がった作品を手に話した。初めての人も常連もその場にいる皆で教え合いながら水引作りを楽しみ、出来上がった作品を見ながらの感想を語り合う。さまざまなアイデ ィアや色使いがあり十人十色、作り方は一つでも作る人の数だけ無限の形の作品が出来上がっていた。
ワークショップの後は、お茶を飲みながらのトークタイム。羽田晋也さん(長田区)は「福祉関連の仕事をしていますが、仕事を離れて一人の参加者としてほかの参加者の方々とお話しする中で、視点を変えて気づくことや考えることも出来、仕事でのアプローチにも繋がっています」と話した。
次回は9月29日(日)板宿の喫茶店カーナで開催予定。「ちょっと興味ある方、外国人の方、当日に時間出来て寄れそうな方、どんどん遊びに来て下さい」と川崎さんは話した。
※問い合わせ先/ TEL090(3975)4106 川崎由利子さん http://ws.formzu.net/fgen/S18342354/
※コミュニティビジネス…地域の課題をビジネスの手法で解決する事業。人材や経験、施設など地域の資源を利用しコミュニティを活性化し、仕事や雇用、生きがいや居場所作りを行う。
※「2019年すまコミュニティビジネス大学」 9月~1月、見学随時。 神戸市須磨区社会福祉協議会 TEL(731)4341(内線310)