おはなしの会&キンボール体操
10月8日(月・祝)、須磨体育館(須磨区中島町)で、年中・年長とその保護者を対象とした「おはなしの会&キンボール体操」が開かれ10組24人が参加した。
はじめに、隣接する須磨図書館の職員・難波奈央子さんによるおはなしの会があり、「かけっこかけっこ」「うごいちゃだめ!」「だるまさん」「ぴょーん」などの絵本の読み聞かせがあった。その絵本の中に出てきた動物、きりん、うさぎ、ぞう、を表現しながら体を動かそう!との呼びかけで、子どもたちは歌に合わせて思い思いに身体を動かした。また抱っこされた子どもがそのまま親の体を一周するなど、たっぷり30分間親子で体操を楽しんだ。
そのあと、2つのキンボールが出された。 キンボールとは、1986年にカナダのマリオ・ドゥマースによって生み出され、2001年に国際大会も開催されるようになった、直径122㎝のボールを使用して主に室内で行われる球技。キンボールの「キン」は英語の「キネスシス(運動感覚の意味)」の略で正式名称はキンボールスポーツ。1チーム4人で、ピンク、グレー、ブラックの3チームで競う。当日は、ボールを持つ人を「鬼」と決めてコートの中で鬼ごっこ形式で楽しんだ。
「実際のルールは、ボールから逃げるスポーツではなく、バレーボールのようなスポーツです」とコーチの一人、東恩納江志(ひがしおんなのぶゆき)さん。東恩納さんは、関西国際大学のキンボール部出身で日本代表選手。月に一度は日本代表の練習に参加しているという。 ホームページを見てこのイベントに申し込んだという、伊丸岡侑那ちゃん(平田幼稚園年中)親子は「一緒に一つのボールを持ち上げて、コートを横切ったのが楽しかった」と話した。2週間に一度は須磨図書館を利用しているという野澤圭吾ちゃん(すまいる保育園年中)は、図書館でイベントを知り父親と参加した。「床に親子で寝転がって、その体の上にボールを転がしながら進んだのが楽しかった」と話した。 東恩納さんは「神戸市はキンボールができる施設が多いです。興味を持ったかたはぜひ参加してみてください」と呼びかけた。