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垂水区

垂水のいいね!学校編 神戸国際大学附属高等学校 後編

2019年9月11日掲載

神戸国際大学附属高等学校 後編

Vol.725に続き今号では神戸国際大学附属高校のサッカー部、フットサル部でマネージャーを務める女子部員をご紹介。この夏の全国高等学校総合体育大会(高校総体)でもハンドボール部や柔道部が素晴らしい成績をおさめたことでも知られる同校で、日頃から選手を支える女子部員の活躍に焦点をあてる。
(所在地 垂水区学が丘5-1-1 URL http://www.kobe-michael.ac.jp)

〈フットサル部〉

マネージャー(左から)
渡邊 紅葉(わたなべ くれは)さん(1年生)
加藤 りほ(かとう りほ)さん(2年生)

身近に神戸国際大学附属高校のOBがいたことが進学の決め手になったという加藤さん。マネージャーを志した動機は、「兄がサッカーをやっていてマネージャーをやることに興味がありました」。野球部とフットサル部で迷ったがフットサルに決めたら即、入部。今春渡邊さんが入部するまでは男子部員に混ざって女子1人で奮闘。「寂しい時もありましたが、来年に期待しようという気持ちで頑張りました」と笑う。一方の渡邊さんは中学時代はバスケットボール部に所属。「高校ではプレイヤーじゃなくマネージャーをやりたいなと思っていて。入学して1週間経った頃に加藤先輩から突然“見学に来ない?”と声をかけられてめっちゃびっくりしました(笑)」(渡邊)。「学年が違うからそれまで話したことなかったけど、思い切って声をかけたら入部してくれました」(加藤)。同校は共学になったばかりで各学年とも女子生徒は20人弱。女子全体の仲が良いのも特色だ。普段は、水分補給の用意や練習風景の録画、試合時間を測る等タイムキーパーや得点係を2人でこなす。部員同士、試合中に声をかけあったり調子の悪そうなメンバーがいたら励まし合う。マネージャーの2人は「大声で応援するわけじゃないけどいつも心の中で応援してます(笑)」。8月はグリーンアリーナ神戸カップ出場、九州遠征と夏休み返上。その活躍の陰にある女子部員の頑張りにもエールを送りたい。

〈サッカー部〉

マネージャー(左から)
高田 真名(たかた まな)さん(2年生)
宮本 真実(みやもと まみ)さん(1年生)

高田さんがマネージャーになったのは1年生の秋。「2学年上の兄がサッカー部の主将でした。もともとマネージャーになりたかったけど募集していなくて、兄にも『邪魔や』と言われて (笑)。試合はずっと見てましたが、昨秋の選手権大会で優勝候補の神戸弘陵学園に勝った時はそれまで見たことのないすごい試合で感動して泣けて。母に『やっぱりマネージャーになりたい』と相談したら背中を押してくれて、兄が引退してからマネージャーになりました(笑)」。高田さんに誘われて入部した宮本さんは中学では陸上部で活躍していたが、「人のお世話をすることがしたくて、高校ではどこかの部のマネージャーをやりたいと考えていた時に先輩が声をかけてくれました」。サッカー部は80名近い部員が所属。水分補給用のドリンクやけがをした際のケア、トレーニングの補助、ユニフォームのメンテナンス、休日の試合では公式記録をつける等マネージャーの仕事は多いが、「最初は男子と話せなくて高田先輩に隠れていたけど、みんな仲間想いでやさしくてすぐに溶け込めました。試合に負けたら悔しいけど、すぐに気持ちを切り替えて諦めないところに元気をもらっています」(宮本)。「大好きなサッカーを間近で見れて、先輩も後輩もみんなが頑張る姿やたまにふざけているところが見れるのもマネージャーだからこそ。微力ですがしっかり支えたいです」(高田)。夢は全国。まもなく始まる秋の選手権大会での活躍にも期待が募る。

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