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垂水区

垂水のいいね!人物編 黒糖焼酎Bar VOCALIST(ヴォーカリスト)店主 重江 篤彦(しげえ あつひこ)さん

2019年8月21日号掲載

大病から生還、日々を大切に生きる

垂水駅東口から歩いて1分、ビルの3階にある「黒糖焼酎Bar VOCALIST」。サラリーマンだったという店主の重江さんが、自分の居場所を作りたいと、オープンして8年。毎週土曜と毎月10日は音楽ライブを開催、焼酎好き、音楽好きが集まる居心地のいいバーだ。大工仕事が得意な重江さんが、カウンターやテーブルから防音設備まで、すべて自身で製作した手作りの店である。

カウンターの中には、焼酎のボトルがずらりと並び「お客さんのリクエストでビールや洋酒も置いているけど、焼酎は奄美の黒糖焼酎だけにこだわっている」という。故郷の奄美大島から取り寄せたもので、その数は約100種類。黒糖焼酎は、サトウキビから作られる黒糖が主原料で、黒糖のほんのり甘いやさしい味わいが魅力だ。銘柄によって、コクのあるもの、ラム酒を思わせるものなどそれぞれの特長があり、他にはない幅広い味わいを楽しむことができる。

恰幅がよく存在感のある重江さんだが「実は2年前に脳出血で倒れて大手術をして、奇跡的に助かったんですよ」と話を聞かせてくださった。幸い身体的な後遺症はなかったものの、「脳卒中後うつ」の症状に悩まされることもあるという。塩分やタンパク質など食事制限もあり、タバコも大好きなお酒もやめて、節制する日々だ。「術後や退院後は、今まで普通にしていたことが出来なくて、マイナス思考になって落ち込むこともあったけど、お店があって来てくれるお客さんがいるから、こうやって何とか元気にやっていける」と話す。お客さんや仲間と過す時間が、何よりのリハビリだ。お花見をはじめ、美味しいものを食べに行こうツアーなど、さまざまなイベントも企画・開催。7月27日には神戸電鉄を借り切って、音楽ライブとビールを楽しむ「ビアガーデン列車」イベントを開催。100名もの参加者が集まり、鈴蘭台から粟生の往復3時間、大いに盛り上がった。「運よく生還できたので、心身の健康を保ってやっていきたい」と、毎日を大切に生きている。

©️photo by 多田直

〈黒糖焼酎Bar VOCALIST〉
垂水区平磯4-4-16川本第2ビル3F
TEL: 090-2044-2490
営業時間:19:00〜24:00
定 休 日:日、祝

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