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西区

「フォークソングを歌おう」

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「フォークソングを歌おう」が7月12日(金)に学園西町地域福祉センター(西区学園西町)にて開催され、梅雨の晴れ間に予想を大幅に上回る40人以上が参加し、会場は歌声に包まれた。

(主催/学園西町ふれあいまちづくり協議会)

 

司会は橋本啓一さん

同センターでは、落語会や子ども映画会などの多くのイベントを定期的に開催しており「令和元年は新しいことをしたい」とふれあいまちづくり協議会のイベントを担当するスタッフが「フォークソングを歌おう」を提案。

会場は、急遽補助席を用意するほどの多くの参加者が集まり熱気に包まれた。坂本卓志さん、中村かなこさん、澄田好信さんの3人がギターを演奏。「以前は神戸のイベントでギター演奏を依頼され演奏していた」と同センターで水彩画教室の講師を務める坂本さん。教室の生徒でもある、現在子育て中の中村さんは「フォークソングをこんなにたくさん弾いた経験はない」と笑顔。今回司会を務める橋本啓一さんの知人でもある澄田さんは「10年ぶりにギターを握る」と話した。

左から、中村かなこさん、坂本卓志さん、澄田好信さん

ザ・フォーク・クルセイダーズ「悲しくてやりきれない」の演奏が始まると来場者は配られた歌詞カードを見ながら待ってましたと歌い出す。森山良子の「この広い野原いっぱい」、中村雅俊の「ふれあい」、ジローズの「戦争を知らない子供たち」など昭和41年から昭和50年のヒット曲19曲が披露された。「反戦をテーマにした曲が多かったフォークソングは、1974年前後から恋愛をテーマに歌われることが多くなり、吉田拓郎の『結婚しようよ』はその代表的な曲」と演奏前に橋本さんが曲の紹介を兼ねて、その背景などを解説。演奏が始まると「この歌懐かしい」「やっぱりいい歌」と呟く声も。最後は加藤和彦・北山修の「あの素晴らしい愛をもう一度」で会場は参加者全員の大きな歌声に包まれた。

学園東町から参加した上田幸子さんと岩本加代子さんは「青春時代によく聞いた歌ですべて歌える」「悲しい歌詞だけど、みんなで歌うと楽しい」と満足な様子。井吹西ふれあいまちづくり協議会の團栗(だんぐり)実さんは「西神南でもこのようなイベントをしたい」と思い参加したという。ギターを演奏した坂本さんは「歌声で自分たちギターの音が聞こえなくてテンポを合わせるのが難しかった。次に演奏するときはアンプが必要かな」「最初から一緒に歌ってくれると思わなかったので、歌声を聞いてうれしかった」と手ごたえを感じた様子だった。橋本さんは「次回は喫茶用の机を片付ければもっと来場してもらえるかな」と反省点や、今後の開催への意欲も見せた。

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