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垂水区

垂水のいいね!電車と散歩編 山陽舞子公園駅

2019年7月24日号掲載

〈第4回〉山陽舞子公園駅 & 淡路島散歩

淡路島への玄関口の1つになっている山陽電車「舞子公園駅」。ここから高速バスを利用すれば、淡路島も散歩ルートにできる!

今回は、山陽電車「舞子公園駅」を経由して、淡路島のほぼ最北端に位置する「兵庫県立淡路島公園」を訪ねた。高速バスを利用すれば、わずか片道10分ほどで到着する。

訪ねたのは7月の初旬。梅雨入りしたばかりで、連日雨が続いていた時期だ。取材日は、幸い前日からの雨はすっかりあがり、曇り空の下での取材となった。

淡路島と本州を結ぶ「明石海峡大橋」は徒歩や自転車では通行できないため、自動車などが必要となるが、別の方法として高速バで大橋を渡ることができる。

高速バスは、駅から徒歩数分の距離にある「高速舞子バスのりば」から乗車できる。バス停に向かうために同駅の南口を出て少し歩く。すぐ左手に入り口が見え(写真❶)、中に入ってエレベーターに乗る。(エスカレーターは、タクシー乗り場などがあるもう1つ上の階から利用できる。)バス停は上空に架かっている「神戸淡路鳴門自動車道」の途中にある。

 写真❶

バス停(写真❷)には、阪急バスやJRバスなど複数の会社のバスがひっきりなしにやってきて、行先はさまざま。万が一、別の高速バスに間違えて乗車してしまった場合は、次の停車場には停まらない高速バスもあるので注意が必要。しかし、昼間は案内係がいるので、どのバスに乗ったらいいのかわからない場合は尋ねることができる。本数も多く、最大でも30分ほど待てば目的のバスが来る。バスは道路状況によって遅れることもあるそうだが、取材時の到着時刻はかなり正確で、定刻通りに発車した。

 写真❷

明石海峡大橋を渡るバスの車窓から見える舞子の陸と海が作り出す美しい景色を楽しみながら、わずか10分ほどで次の停留所の本四高速道路「淡路IC」に到着。バス停から目的地の「兵庫県立淡路島公園」(写真❸)までの道のりはアップダウンが多く、600mほどの距離だが歩きやすい靴で行く方がいいだろう。

 写真❸

今回は、同公園の入り口になっている「ハイウェイオアシス」の近くまで訪ねて終わり(写真❹)。道中のハイウェイオアシス前からは明石海峡と明石海峡大橋が望め、少し奥まで歩くと「花の谷」と呼ばれるエリアを見学できた。そこには、目的の1つだったアジサイが美しく咲いていた(写真❺)。

写真❹ 写真❺

舞子公園駅から高速バスを使って淡路島公園に到着し、公園内部を少し見学しても合計一時間程だった。バスの運賃は大人往復820円(2019年7月現在)で、公園は入場無料。わずかな時間で海と山の両方の景色が楽しめる、普段はなかなか味わえないおすすめの散歩コースと言えよう。

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