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垂水区

垂水のいいね!学校編 神戸国際大学附属高等学校 前編

2019年7月10日掲載

神戸国際大学附属高等学校 前編

神戸国際大学附属高校といえば、これまで野球やサッカーなど多くのプロスポーツ選手を輩出してきた名門。男子校として設立され、まもなく60周年を迎える同校が昨年より男女共学に。今回は2号にわたり同校の体育会系部活動でマネージャーを務める女子部員に登場してもらい、前編では数ある部活動のうちハンドボール部と野球部をご紹介。 (所在地 垂水区学が丘5-1-1 URL http://www.kobe-michael.ac.jp)

〈ハンドボール部

マネージャー(左から)
則安 玲依(のりやす れい)さん(2年生)
北脇 結菜(きたわき ゆいな)さん(1年生)

体育館にハンドボール部の大きな掛け声が響き渡る中、2年生の則安玲依さん、1年生の北脇結菜さんが話を聞かせてくれた。マネージャーになったきっかけは「たまたまハンドボールの動画を見ていて興味がありました。1年生全体で女子は14人と少ないですが、入学してすぐに先輩がマネージャーを募集してると声をかけてくれて入部しました」(北脇)。声をかけた則安さんはもともと剣道部所属で、1年時の3学期にハンドボール部のマネージャーに。「剣道部も同じ体育館を使っていたので、練習中にいつも上の階からハンドボール部の元気のいい掛け声が聞こえていました。剣道部を辞めて向井先生(ハンドボール部顧問)に話を聞きに行った時に、部員全員が精いっぱい声を出して練習を頑張っている姿を見て自分も入部したいなって」。普段の仕事は、練習中に部員が食べるおにぎりの用意(お米30合分のおにぎり!)、ボトルに水を用意する、ゼッケンが破れていたら縫う、テーピングの用意、倉庫の片付けなど。体育館にあるハンドボールのコートは40メートル×20メートルの公式基準が採用されており、市総体や県大会の会場としても使用されている。現在ハンドボール部は県大会12連覇中と向かうところ敵なしで、目標は全国制覇。「みんなが頑張っているので自分もしっかり支えていきたい」(北脇)、「選手と同じように『勝ちたい』という気持ちを忘れず、目標に向かって頑張ります」(則安)。

野球部

マネージャー(左から)
石原 ひかる(いしはらひかる)さん(2年生)
野田 茉愛美(のだ まなみ)さん(2年生)
水谷 花乃子(みずたに かのこ)さん(2年生)

過去に甲子園センバツ大会ベスト4進出を果たし今年も春季兵庫県大会優勝、近畿大会準優勝の見事な戦績が光る野球部。全国トップレベルといわれる選手を支えるマネージャー8名のうち2年生の石原ひかるさん、野田茉愛美さん、水谷花乃子さんの3人は野球が大好きで野球部のマネージャーになるために神戸国際大附属高校に進学したという。「ずっとスケートをやっていたけど中学3年の夏にけがをして、その日にたまたま甲子園へ野球を観に行ったら神戸国際大附属高校の試合があって。谷口嘉紀さんの2打席連続ホームランや選手の笑顔に元気をもらえました」(野田)。2年生マネージャーはグラウンドの中でやる仕事が多く、スコアはもちろんバッティングマシンのボール入れやピッチャー専用トレーニングのサポート、ウォーミングアップのタイム計測など。「普段教室にいる時と試合の時では野球部員の顔つきが違う(笑)。一生懸命頑張る姿を見ていると自分たちも『頑張って支えよう』と思う」(水谷)。「必死さや勝負強さを見せてもらえる感動的な試合ばかりで、毎日刺激をもらっています」(石原)。「野球部員の尊敬できるところは?」の問いには、「プレッシャーに強い。諦めない気持ちが強い。前向きで弱音を吐く人がいない。みんな元気で仲が良い」と声をそろえる。7月6日(土)より夏の全国高校野球出場をかけた兵庫大会がスタート。「夢は日本一。地域の皆さんもぜひ応援してください!」とのこと。

 

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