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第11回 兵庫県こども環境フォーラム

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第11回兵庫県こども環境フォーラムが6月8日(土)に兵庫県公館(中央区下山手通)にて開催された。

主催/公益社団法人 こども環境フォーラム

共催/兵庫県

後援/兵庫県教育委員会・神戸市教育委員会・公益財団法人ひょうご環境創造協会

協力/くすのき農園・海と空の約束プロジェクト

2008年洞爺湖サミットの際、神戸では「子ども環境サミット」が開催され日本を含む21カ国の国から子どもたちが集まり、環境問題について意見を交わし未来へのメッセージを世界へ発信した。この意志を受け継いでいこうと、こども環境フォーラムは環境学習やさまざまな活動を続けている。今回は子どもたちによるエコ活動の発表や講演会が行われた。

オープニングでは、小学1年生から高校3年生が在籍し、多方面のイベントで活躍するこべっこ少年少女合唱団による歌声がホールに響き渡った。 「現在は地球温暖化に加え、プラスチックごみなどの環境破壊が問題となっている。22世紀に向けて解決方法を考えなくてはいけない」と金澤和夫兵庫県副知事と、主催の「公益社団法人こども環境フォーラム」代表のあいさつがあった。

代表理事 正路和雄さん

木下さん親子

第1部「こども達の体験発表」では農業体験に参加した2組の親子の活動発表が行われた。「くすのきっ子農業体験」に参加した木下さん家族は「子どもに小麦アレルギーがあるため、お米がどのように作られているのかを知りたくて体験に興味をもった」と話した。

石田さん親子

「エコっ子探検」に参加した石田さん家族は年4回ある川遊びや公園の自然探しを通して「新しい発見ができる自然の面白さを知った。安全で楽しく、多様な生き物に出会える場所を教えてもらった」として「身近な川でカニを捕まえたり、神戸の新たな一面を発見することができた」と体験の魅力を発表した。

第2部は「みんなで考えよう 食べ物の大切さと環境」というテーマで神戸大学大学院農学研究科 准教授の山下陽子さんが講演を行い植物でも動物でもない「微生物」について分かりやすく説明。微生物の働きや種類、そして私たちの食生活の循環の中で大きな役割を果たしているということを語った。

 

くすのき農園ブース

開会前と休憩時間にオープンした出展ブースには「くすのき農園」で育てられたオーガニックの人参、ジャガイモ、玉ねぎのほか沢山の野菜が販売された。

市立須磨海浜水族園の展示

また展示ブースでは「亀を通して環境問題を考えてみよう!」と市立須磨海浜水族園から外来種のアカミミガメ、クサガメと在来種の日本イシガメが来場。それぞれのカメの特徴などを説明し「外来種のカメを川や池に放さないで」と呼びかけた。   最後に正路新理事長は「地域での環境教育活動を通じて、豊かでより良い社会を作ってほしい」と締めくくった。

※公益社団法人 こども環境フォーラム/将来を担うこどもたちが、率先してこれからの環境問題に取り組み、次世代に引き継がれるよう、継続的な環境保全活動をサポートする。〈活動参加についてはhttp//www.yet.  jpまで〉

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