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夏のハーブティーとアロマスプレー

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6月11日(火)神戸市生涯学習支援センター「コミスタこうべ」(中央区吾妻通)で、生活にうるおいを講座「メディカルハーブ入門『夏のハーブティーとアロマスプレー』」が開かれ、定員の10人が参加した。

交流と学びの場である同センターでは、料理・健康・子育てなどをテーマに毎月約13の講座や講演会を開催。また、市民が地域で活動する意欲に応えた市民講師登録制度(KOBEまなびすとネット)も実施。現在約500人が登録し、多くの市民講師が活動している。この日はハーバルセラピストで市民講師の糸数紀夫さんが務めた。

最初にメディカルハーブについて「自然治癒力を引き出す手助けをするハーブ」と説明する糸数さん。ハーブに含まれている成分を健康や美容、心身のケアに用いる植物療法は、自然治癒力に働きかけ穏やかな作用がストレスや慢性的な不調緩和に有効だという。薬のなかった時代から人びとの健康を支えてきたメディカルハーブの歴史や作用、成分による相乗効果について解説した。ほかにも清潔な容器・器具を使うこと、鮮度の高い原料を購入すること、保存に注意して早めに使い切るなどの注意点があった。

次は、参加者お待ちかねのハーブティー「ピンキーハイビスカス」作り。疲労物質を排出するハイビスカスとビタミンCを補給するローズヒップの茶葉を抽出。グラスにカルピスとトニックウォーターを注ぎ、そこへ深い紅色のハ ーブティーをゆっくり注ぐと紅白の2層に分かれ、混ぜると色が変化する見た目にも楽しいドリンクが出来た。甘酸っぱい爽やかな味に一同大満足。富田麻弥さん(北区)は「メディカルハーブの資格取得を目指しています。ハーブティーの作り方を教わり勉強になりました」と感想を話した。

続いて、虫除けのアロマスプレー作り。ラベンダー、シトロネラ、レモングラスなど5種類の精油を混ぜてレシピ通りに作っていく。レモンのようなすっきりとした香りはストレス解消にもよいとされている。西村絹代さん(兵庫区)は「市販の虫除けスプレーは強すぎるので、孫と公園に行く時に使いたい」と話した。

同センター専門員の岡筋早苗さんは「学ぶ気持ちを刺激するさまざまな体験教室を開催しています。たくさんの方が得意分野を発揮して市民講師になっておられます。いずれの講座も好評です。これからも、より多くの方にコミスタを活用していただけたらと願っています」と語った。

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