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西区

かし六有志の会

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5月18日(土)、マイコート樫野台集会所(西区樫野台)で「かし六有志の会」主催の交流会「うたごえ喫茶」が開かれた。

樫野台6丁目は、マイコート樫野台という戸建エリアとそれ以外の戸建て住宅で構成され、2つを合わせると世帯数は約360戸、900人を超えるコミュニティになる。マイコートには管理組合があり、戸建て住宅にも自治会があるが、一つの〝樫野台6丁目〟として地域で繋がりを持ち、支え合って安心安全に暮らしていける町にしようと、柳田壽美(やなぎたひさみ)さんの声掛けで「かし六有志の会」が発足。今年で6年目になる。会の代表は柳田さんが直々に依頼した細川正人さんが務め、現在は17人で活動している。

結成のきっかけになったのは、柳田さんの近くに住む人が言った「公園に行ってもグランドゴルフもやっていないし、誰もいなくて寂しい」という一言だった。周辺に住宅が出来てからおよそ30年が経ち、公園を囲む町の環境も変わってきていた。かつては地域の交流の場であった樫野北公園を寂しい場所にしたくないという思いから、最初は20人ほどでペットボトルのお茶を持ってのおしゃべりや、花の植え替えから始めた。今では一年を通して花見、七夕まつり、ラジオ体操、月見などの季節行事を公園で開催。さらに集会所でさまざまな交流会を開くまでになった。

今回はボランティアグループ「ひまわり」を招き、生演奏に合わせて手遊びしながら「お富さん」や、簡単な手話を交えて「四季の歌」「知床旅情」など昭和の名曲十数曲をみんなで楽しく歌った。毎回、会の最後はみんなで賑やかなお茶タイムとなる。いつも二人で誘い合って参加するという庵原(いおはら)さん(90歳)と柳田さん(95歳)は、「ご近所の人とお話し出来るので毎回楽しく参加してます。なるべく外に出ようと思ってね」と元気に話した。

発起人の柳田さんは「行政が考えるよりもっと小さな単位で、ご近所同士が小さなことにも気づいて気軽に声を掛け合う町にしたいです」と話す。会長の細川さんは「子ども会も解散して地域で繋がる機会も少なくなった。若い人とシニアのコミュニケーションの場として、季節行事にもたくさんの人に参加してもらいたい。今後は管理組合と自治会と有志の会の三つ合同で、樫北公園での防災訓練も企画してます」と今後の活動の意欲も語った。

かし六有志の会メンバー

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