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垂水区

垂水のいいね!旬のおいしいもの編 しらす丼

2019年6月26日号掲載

獲れたて!新鮮!!しらす丼

兵庫県はしらすの漁獲量が全国第1位。垂水漁港では今、春しらす漁(5~7月)が最盛だ。今回は、垂水漁港の鮮度抜群、釜揚げのしらす丼を紹介しよう。

 

垂水漁港では、4月から12月までの期間、しらす漁が行われている。最盛期の今、船曳網漁で「1日1000カゴ、水揚げしています」(神戸市漁業協同組合総務課課長 伊藤勝司さん)

しらすとは、イワシ、ニシン、イカナゴ、ウナギ、アユなどの体が半透明の白い稚魚の総称だが、主に獲れるのは、カタクチイワシの稚魚。水揚げされたばかりのしらすは、港内にある加工場で、鮮度のよいうちに釜揚げ加工される。(しらす干し)(ちりめんじゃこ)との違いは、乾燥度によるもので、釜揚げしらすが釜茹でした後の状態(水分含有量70~80%)、しらす干しは釜茹でした後、軽く干したもの(水分含有量60~70%)、ちりめんじゃこは、釜茹でした後にじっくりと干して乾燥させたもの(水分含有量50%以下)と区別している。地方によって違いもあり、高知県では「しらす」も「ちりめんじゃこ」も全て「ちりめんじゃこ」と呼ばれているとか。

神戸市漁業協同組合直営の軽食・喫茶「うず潮」では、新鮮な釜揚げしらすを、丼ぶりにして販売している。熱々のご飯の上には、ふわふわのしらすがたっぷり。大葉と白ゴマが効いている。だし醤油をかけるもよし、ポン酢醤油で食べるもよし。一口、二口…どんどん箸が進み、あっという間に完食。加工場の機械を新しく入れ替えた5年ほど前から、しらす漁の期間限定で釜揚げしらす丼を「うず潮」やイベントで販売するようになった。今では問い合わせが多く寄せられているとのこと。新鮮な釜揚げしらすは、港内にある直売所でも販売されているので立ち寄ってみては?

釜揚げしらす丼700円(税込み)大盛りはプラス100円

 

アレンジいろいろ しらす丼

材料(1人分)ご飯…茶碗1〜2杯分 釜揚げしらす…50〜100g

〈アレンジ1〉釜揚げしらす+大根おろし+小口ねぎ +海苔+白ゴマ+醤油

〈アレンジ2〉釜揚げしらす+温泉卵+大葉+白ゴマ+ごま油+醤油

〈アレンジ3〉釜揚げしらす+梅干し+大葉+麺つゆ

 

◎喫茶 うず潮 (垂水漁港内 神戸市立水産会館2階)

営業時間 9:00-15:00 火曜日・日曜日休み

◎神戸市漁業協同組合 直売所(垂水漁港内)

営業時間 9:00-16:30 お盆(8/14~16)・年末年始(12/30~1/4)休み

TEL .0120-333-132 FAX .706-0479

〈取材協力〉 

神戸市漁業協同組合

神戸市垂水区平磯3丁目1番10号 TEL.706-0456

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