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垂水区

兵庫のいいね!旬のおいしいもの編 しそ(紫蘇)

2019年6月12日掲載

香味爽やか しそ(紫蘇)

今回は「宍粟市(しそうし)」×「しそ」をテーマに、しそ商品でPR活動に取り組む、宍粟市商工会女性部にお話を伺った。

突然ですが、この地名は何と読むかわかりますか? ①匝瑳市(千葉県) ②寒河江市(山形県) ③美唄市(北海道)(答えは文末※)

このように読み方の難しい地名は全国各地にあるが、兵庫県にある宍粟市(しそうし)もその一つ。そこで宍粟市商工会女性部は、市の名前に掛けた「しそしろっぷ」を作り、イベント会場で出店などのPR活動に取り組んでいる。特産品開発委員長居垣明美さんは「皆さんに〈しそうし〉と読んで頂きたいですね」と語る。「しそしろっぷ」の原材料は、商工会女性部が栽培した無農薬の青しそと赤しそを使用。しそはビタミンB群、ビタミンC、E、K、食物繊維そして、カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛、銅などのミネラルも多く含まれる。特にカロテン(ビタミンA)含有量はトップクラスだ。アレルギーの緩和、抗酸化作用効果、ガン予防の他に、ぺリルアルデヒドという香りの成分に殺菌作用と食欲増進作用がある。主に青しそ(大葉)は、香りがよく薬味に。赤しそは梅干しなどの着色に使われる。

(左から / 特産品開発委員会 副委員長 宗接(むねつぐ)房子さん / 特産品開発委員会 委員長 居垣明美さん / 商工会女性部 部長 谷笹摩弥さん )

青しそ70%、赤しそ30%の割合で配合した「しそしろっぷ」は、青しそのスッキリとした香りと、赤しその鮮やかなルビー色が濃縮したシロップ。水や炭酸で割ったり、かき氷やアイスクリームにかければ、しそ風味のスイーツとして楽しめる。また、地元店舗に協力してもらい、「しそしろっぷ」を使用した各店舗オリジナルのしそスイーツも期間限定で販売している。「しそしろっぷ」「しそスイーツ」のお問い合わせは、宍粟市商工会女性部へ。

※答え ①そうさし ②さがえし ③びばいし

◎良いしその選び方と保存方法

色鮮やかで葉がみずみずしく、葉先までピンとしていて香りのよいものが良い。大きくなり過ぎたものは、香り味ともにおちる。軸の切り口が黒く変色し、葉に黒い斑点のあるものは新鮮ではない。 軸の切り口は水で浸し、なるべく空気に触れないようにすれば一週間程度日持ちする。刻んで冷凍保存か、乾燥させてドライにすれば半年程度日持ちする。

◎鶏ササミのしそ巻


《材料》鶏ササミ適量 / 青しそ(大葉)適量 / 油大さじ1 ※梅ソース用 / 梅干し(柔らかいもの)適量 / みりん少々 / 醤油少々

《作り方》①青しそをササミで巻き、形が崩れないように爪楊枝で刺す。※火の通りが悪くなるので分厚くなる場合はスライスする。 ②熱したフライパンに油をひき、①を焼く。 ③梅干しの果肉をつぶし、醤油とみりんを加え、混ぜ合わせる。

取材協力
宍粟市商工会女性部 http://shiso.ne.jp/
〈住所〉宍粟市山崎町山崎205〈TEL〉0790-62-2365

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