2019年5月22日号掲載

喜多みのりさん

自分に目覚めて、イキイキとした人生を

垂水で、マナカードリーディングや糸掛け曼荼羅のワークショップを通して「本当の自分に気づき、最高の人生を」という喜多みのりさん。心理学をベースにしたオリジナルのセッションやご自身のことなど、話を伺った。

子どもの頃からどちらかといえば内向的で、本が好きだったというみのりさん。以前は化粧品メーカー、アパレル会社に勤めていた。結婚して専業主婦が長かったが、仕事を再開し美容コンサルティングやアロマセラピーを手がけるように。「実は20年以上の結婚生活の後、40代の時に離婚したんです。当時は葛藤や悩みがあって、自分自身のために心理学やセラピー、ヒーリングを学びんだことがきっかけ」という。「いろいろな経験を経て今の私があるので、元の夫に感謝です」と語ってくれた。

仕事のこと、人間関係、親の介護、恋愛や結婚、将来への不安…多くの人はさまざまな迷いや悩みを抱えながら、日々を過ごしている。みのりさんは悩みの多くは自分を見失っているから起こることに気づき、自分を見つめ直すきっかけになれば、と活動している。セッションで使うマナカードはハワイの美しい自然が描かれている。44枚それぞれに意味があり、テーマに沿って引いたカードを読む。「占いとはまた違って、イキイキと生きるための導きと啓発を与えてくれます。自然の中に神が宿る日本古来の考え方に合いますね」「潜在的にわかっていることを思い出してもらうんです。自分で気づくと驚くほど変われるし、何歳であっても成長しますよ」。サロンに訪れるのは女性が多く、「皆さん、介護や育児、家事、仕事、全部自分で頑張らなくちゃとしんどい思いをしている。私もかつてそうだったので、そういう方が元気になればうれしいですね」という。また男女を問わず、経営者も多い。自分で判断することが多く、責任も大きい、一見バリバリやっている人もいろいろな悩みがあるそうだ。

カウンセリングやセッションというと敷居が高そうだが、須磨大丸に糸掛け曼荼羅のアート作品を展示したことで、多くの人が気軽に訪れるようになった。糸掛け曼荼羅は、ボードのピンに沿って素数を元に順番に糸を掛けていくと美しい幾何学模様が出来上がる。黙々と無心に糸をかける作業が心を落ち着かせる。月に一度、マナカードリーディング体験セッションも開催している。

みのりさんが伝えていきたいのは「目覚めましょう」ということ。「目をつぶって見ない方が楽な時もあるけれど、目を開けて見つめ直すと本当の自分に気づきます。情報を鵜呑みにしないで、自分の人生なんだから自分で考えて、素晴らしい毎日を送ってほしいですね」。

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