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西区

めざせ!Happy 100年人生

4月20日(土)たけのパークフリースペース(西区竹の台)で「めざせ!Happy 100年人生」が開催され19人が参加した。  これは昨年6月から竹の台地域委員会が、人生100年時代と言われる今日においてより良い人生を送るために、住民の一人ひとりが高齢化に伴うさまざまな事柄について興味を持って準備が出来ればと外部講師を招いて開いている勉強会。  第11回目となる今回のテーマは「高齢者向け住宅・施設について 」。講師は、一般財団法人神戸すまいまちづくり公社住環境再生部支援課企画係長の森口美帆さんと一般社団法人コミュニティーネットワーク協会常務理事であり高齢者住宅情報センター大阪センター長の米沢なな子さん。  森口さんが勤務する「すまいるネット」では、住まいに関するさまざまな相談を年間6千件受け付けており、そのうち高齢者の住み替えについては500件の相談が寄せられているという。昨今、平均寿命が延びても健康寿命は、男性72歳、女性74歳と言われているので、現在の住まいに住み続けるのか高齢者向け住宅や施設に住み替えるのか元気なうちから考えておくことが重要になる。  現在の住まいに住み続けるのであれば、バリアフリー改修工事や耐震化が必要になってくる。どちらも一定の要件を満たせば事前申請することで補助金が交付されるので、「工事契約をする前に、気軽にお問い合わせください」と話す。また、「すまいるネット」は、秋に新長田へ移転するため所在地や電話番号が変更される。「来店される際にはHPなどで確認してください」と呼びかけている。  高齢者住宅には、元気なうちに入居する一般居室と要介護の人が入居する介護居室がある。要介護になってから家族が慌てて「近くて手頃な施設」を選んでしまうと後悔することになりかねないので、元気なうちから家族と相談し、複数の住まいを見学したり、体験入居するのがおすすめ。 友人や知人、専門家にも意見を求めてじっくり比較検討することが大切であると、米沢さんからさまざまな住まいの一部がスライドで紹介された。同センターが主催し相談員が同行する見学会の案内もあった。参加した森川賢子(よしこ)さんは「親のことも自分自身のことも元気なうちに決めておかないといけないと痛切に感じました」と話した。  竹の台地域委員会委員長の筧(かけい)進さんは「毎月第3土曜日の午後1時半から午後3時まで高齢に関する勉強会を開催しますのでぜひ参加してください」と話した。

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