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須磨区

花のフェスタこうべ2019

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4月27日(土)、春の恒例イベント「花のフェスタこうべ2019」が神戸総合運動公園(須磨区緑台)で今年も開催された。当日は強風にもかかわらず子どもから大人まで1万6千人が来場し、ゴールデンウイーク初日のイベントを楽しんだ。 主催/神戸市・(公財)神戸市公園緑化協会花と緑のまち推進センター

駅前広場では植木市や花と緑のワンポイントレッスン、花の教室コーナー、ミニ花時計づくり体験コーナーなど多彩なイベントが盛りだくさん。屋根にコケを乗せて走るユニークな車「やぁね、こけちゃっカー」の展示もあった。球技場では同時開催のフリーマーケットも行われた。

水上ステージではミニコンサートや騎士竜戦隊リュウソウジャーショーなどが行われ、たくさんの子どもたちが集った。中でも「花と緑の3択クイズ」は、正解者には賞品がもらえることもあって盛況。「ソーセージ、ハム、ベーコンの中で、本当にある木の名前は?(答え/ソーセージ)」や「 日本で一番食べられている野菜は?(答え/大根)」などの出題に、子どもたちが元気よく手を挙げていた。ステージの締めくくりとなったビンゴ大会は大勢が詰めかけ「ビンゴー、シュート!」と全員で掛け声を合わせて、大いに盛り上がっていた。

毎年人気の高い「花と緑のオークション」にも多くの来場客が集まった。市民から無償で提供された花や観葉植物などの鉢物が100円からスタート。子どもから大人まで「300円」「500円」と大きな声で競り合い、次々と落札されていた。長年オークションの音頭をとっている神戸市建設局公園部管理課の古谷俊二さんは「毎年オークションに参加する子どもがおり、こちらの落としどころをわかっていて、その駆け引きもおもしろい」と笑顔で話していた。収益は神戸市緑化事業基金に寄付される。紫陽花を落札した明石市松が丘の原克浩さん、美也子さん夫妻は「10年以上来ている。オークションは毎年見ていますが初めて参加し、1点集中で落札。何色が咲くか楽しみ。フリーマーケットでも良い買い物ができ、今日は当たりです」と満面の笑みを浮かべていた。

また兵庫県木材青年クラブ主催による「木工教室」も賑わっていた。材料となる木の廃材や金槌などの道具や釘が無料で用意され、いくつでも作ることが出来た。イスや机など本格的な作品を作り上げた家族連れも多く、真剣な表情で取り組んでいた。垂水区陸ノ町の北川尋子さんは「小学5年生になる3つ子の息子たちがDIYデビューできた。楽しんでいるのでよかった、来年もぜひ来たい」と話し、4人で作ったイスや箱など多くの作品をキャリーワゴンに載せ、うれしそうに持って帰っていた。木育運動を進める古西和紀会長は「まずは木に触れ、木の良さを感じてほしい」と話していた。

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