介護×美容フェスinたまろっと

5月23日(土)、「介護×美容フェスinたまろっと」が玉津庁舎内 玉津のつどい場たまろっと(西区玉津町)にて開催された。
主催/(一社)日本介護美容セラピスト協会認定 ビューティタッチセラピスト 兵庫西グループ
「介護美容」は、スキンケアやメイクアップなどで肌に触れる習慣をつくることで、健康寿命の延伸につなげようとする療法。同イベントではケアする人のための学び・相談・癒し体験を目的に、会場内には介護、美容、福祉に関するさまざまなブースが並んだ。無料のミニセミナーでは言語聴覚士の田原由美子さんによる「誤嚥予防セミナー」が行われ、咀嚼の際の注意点を説いた。猫背姿勢や顔の向き、座り方などに気を付けないと誤嚥になる。口を開けたままではなくきちんと閉じること、舌を動かさずに食べると誤嚥を招きやすいので舌の筋力アップも必要と話があった。参加者たちは用意された煎餅や水を実際に口に含み、田原さんの呼びかけに合わせて姿勢や顔の向きを上に変えるなどして誤嚥を体験し、今後の日常生活においても予防していきたいと口々に話していた。
続いて、一般社団法人日本介護美容セラピスト協会講師・上野由紀美さんによる「ご家族にもできるハンドケアレッスン」が行われた。上野さんは自身の手を使い、さまざまなハンドケアを実演。指の付け根からクルクルと先に向かって揉みほぐし、第一関節を指先でギューッと挟み最後はポーンと離し抜き取る。ギューッ、ポーンと声に出しながら動作を繰り返していくと覚えやすく簡単にできると説明した。ハンドケアをした手とそうでない手、右と左を比べると爪の色が明らかに違うのが分かると話し、ケアを行う際には乳液を使用することを勧めた。自分は自分で労わってあげてほしい、ケアの順番などは気にせず、自身の好きなように楽しみながら実践してほしいと参加者に呼びかけ終了した。
主催のビューティタッチセラピストの出店は〈ハンドケアセラピー〉〈フットケアセラピー〉〈フェイシャルセラピー〉〈メイクキュアセラピー〉〈ネイルケア爪ピカ体験〉〈アロマポット作り〉が並んだ。ほかのブースには〈歩行チェック〉歩く後ろ姿の画像からAIが診断し状態を数値化、分析結果から運動トレーニングを提案する。〈脳体力測定〉脳トレを行う。〈デンタルエステ〉表情筋や口の粘膜を緩めて改善する。また、女性行政書士めぐみ事務所による〈終活相談〉。玉津あんしんすこやかセンターと社会福祉法人三幸福祉会清華苑による〈介護相談〉。アトリエイリスが制作した巨大な花などの作品と一緒にファンタジーな写真が撮れる〈フォトブース〉も設置され、バラエティに富んだ。飲食物も、抹茶と和菓子、弁当、ユニバーサル食器で提供するガパオライスが販売された。
〈アロマポット作り〉では主催の協会が開発した2種類のオリジナルブレンドのオイルを使い、アロマポットを作ることができた。参加した玉津第一小学校4年生の女児2人は「普段からよく〟たまろっと〟に遊びにきています。夜の香りのオイルを選びました。アロマポット作りはとっても楽しいのでいくつも作りたくなります」。「今日はおばあちゃんと家族のために2個も作りました。喜んでくれると思います」とうれしそうに作品を手にした。セラピストの谷本美穂さんと山﨑千春さんは「脳の香りを感じる箇所と、記憶を司る箇所が近いことから、香りを感じることは脳への良い刺激になると言われています」「生花が置けない場所でもアロマポットだと置くことができ、生花より長い期間楽しめるのでプレゼントにも最適です」と来場者に魅力を伝えた。
イベントに参加した女性(西区糀台)は「今日はお抹茶を頂きに来ました。ほかにもハンドケア、メイク、体力測定、写真撮影をしました。写真は少し恥ずかしかったけど、日常にはない時間を味わえて楽しかったです」と笑顔で話した。主催者でリーダーの藤江若菜さんは「皆さん、イベントを楽しんでくださったようで良かったです。横の繋がりで行政や玉津あんしんすこやかセンターさんが間に入ってくれたことで、フェスに広がりができました。自分たちだけではできなかったし、異業種の方との繋がりも深まったと思います」とイベントの感想を話した。

ハンドケアセラピーのブース

アロマポットづくり