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西区

神戸みらい学習室 主催「夢ゼミ」

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5月10日(日)神戸市外国語大学サテライト(西区学園西町)で、すべての子どもに学びの機会を持ってもらうことを目的とした「神戸みらい学習室」による「夢ゼミ」が開かれ、約40人が参加した。
 神戸みらい学習室は経済的理由など、さまざまな事情で通塾が難しい中学生に対し、毎週日曜日、神戸市内2カ所(学園都市・住吉)で無料の学習支援を行っている。
 代表理事の佐々木宏昌さんは神戸市職員として、福祉(生活保護)、企業誘致、子育て支援(こどもの貧困)などの業務を担当してきた。特に関心を持ったのが子育て支援の分野で、未来を担う子どもたちの課題解決のために、職務で得た知識や経験、人脈を、職務外でも活かしたいとの思いから、2017年に神戸市職員有志による団体を立ち上げ、活動を開始した。
 講師は神戸市外国語大学、兵庫県立大学、神戸大学などの現役大学生や大学院生、名誉教授や教師・塾講師の経験者などが、ボランティアで務めている。それぞれの得意・専門分野を活かしながら、一対一で指導を行っている。
 また、神戸みらい学習室では学習支援のみならず、大学生・大学院生や社会人に、自身の高校や大学での生活、留学体験、就職活動そして勉強することの意義などを発表してもらう「夢ゼミ」という取組みを概ね月1回程度(原則第4日曜日)行い、受講生が自分の将来を考えるきっかけ作りをしている。
 取材日の講師は、大手製薬会社でMR(製薬会社の営業・情報提供担当者)として働く佐々木仁士さん。まずMRという職業について紹介。新薬が世に出るまでには基礎研究から始まり、非臨床試験、臨床試験を経て、最終的に国の承認を得るまで9~17年かかることや、1つの薬の開発費は約1400億円であることなどが説明された。この職業を選んだ理由や、自身の娘にも語っているという「センスのある人間」になる方法を伝授した。「センスのある人間」とは単にテストの点数や学力だけでなく、人の気持ちを理解して配慮ができ、指示を待つのではなく自分で考えて行動できる、先を読んで行動できる人であると話した。
 「夢ゼミ」をより多くの中学生にも体験してもらいたいと、9月から開始されるコベカツに参加することが決定している。体験会として6月28日(日)には、流通科学大学にて、神戸の高校、大学を卒業後、毎日放送のアナウンサーとなった大吉洋平さんが登壇する。
 9月にはアパレル店の店主がファッションの仕事や好きな事を仕事にする楽しさについて語ったり、10月にはITエンジニアがものづくりの楽しさやエンジニアの仕事について語る予定で、順次、多様な職業の講師が登壇する予定。参加者は講師の話を聞いた後、気になったことを質問したり、心に残ったことを書き出し、自分の考えを整理する時間を持つことができる。
 佐々木さんは「これまでの部活動にはなかった新しい取組みです。子どもたちには大人のリアルな経験から、学びと仕事がどう繋がるかをイメージし、『好き・得意』を見つけて、自分らしい進路を考えるきっかけにしてもらえたらと思っています」と語った。

神戸みらい学習室「夢ゼミ」
https://yumezemi-kobemirai.com


5月10日の講師 佐々木仁士さん

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